刑事J.B.ハロルドの事件簿 マンハッタン・レクイエム&キス・オブ・マーダー(DS)

刑事J.B.ハロルドの事件簿 ~マンハッタン・レクイエム&キス・オブ・マーダー~

刑事J.B.ハロルドの事件簿 ~マンハッタン・レクイエム&キス・オブ・マーダー~

PCのレトロゲーファンには定番のタイトル。「マンハッタン・レクイエム」と、そのシステム・データを再利用して作られた「キス・オブ・マーダー」のセット。久しぶりにわざわざプレイしようとした理由はここここ。「AGAIN」や「ラストウィンドウ」を作ったCINGの原点となったタイトルだし、なにより昨年ようやく入手できた曲「UNDER THE TREE」が「キス・オブ・マーダー」のエンディングだと分かったのだから。
まずは「マンハッタン・レクイエム」。何度もエンディングを見た作品なので、登場人物どころか真犯人もしっかり記憶にある。新鮮だったのはリメイクにあたっての改良部分。「章立て」にして進行を分かりやすくしてあったのと、注目発言の強調(ポーンと音が鳴る)、それと用なし人物の強調(この人物にはもう話すことはないと思った、みたいな表示が出る)だった。このシリーズは何度も何度も何度も同じ発言を繰り返し読む必要があるのが難点なのだが、この仕組みには随分助けられた。規定どおりに終了してそのまま「キス・オブ・マーダー」に突入。マンハッタン〜の余韻が残っているため、判ってはいたが、同じ顔で全然違う役回りのキャラたちに少々面食らう。これまで未プレイだったのかとも思ったが、進むに連れて見覚えの展開に。以前は相当後半まで進めていたはずだ。エンディングの最後の最後、唐突に「UNDER THE TREE」。そうだ。これが聴きたかったのだ。