斬撃のREGINLEIV(Wii)

この作品を語るには、まず同開発元が過去に開発した「THE 地球防衛軍」について触れなくてはならない。ゲーム性が似ているという部分は言わずもがな。ファンなら誰しも思うことなのでそこは触れない。ここでは世界設定について書きたい。

THE 地球防衛軍は現代の地球にいきなり異星人が侵入。大量の巨大アリや三本足ロボ、UFOを使って攻めてくるのを、なぜかたったひとりの地球防衛軍(通信ではもっといるはずなのだけど)が戦うという設定。敵の物量が圧倒的でビルや建物を破壊しながら攻めてくる図は、リアルな「戦争(SFチックな話なので本当のリアルにはほど遠いんだけど)」を思わせるほど。最終戦ひとつ前、これまで以上の大群の敵が廃墟の街に押し寄せるステージで、自分はあえてBGMを消し、代わりに「ハレルヤ」を流しながら何度も出撃した。世界の終わり、まさに「さいごのたたかい=終末」を感じたのだな。

次世代「THE 地球防衛軍」ともいえる今作の世界設定が北欧神話と聞いたとき、「なぜそんなマイナーな設定を使うのか」と奇異に思ったが、プレイして納得。このゲームのスタイルにピッタリなんだ。大量に現れる巨大アリはそのまま巨人族に、(今回は仲間の人間も一緒に戦ってくれるが)ひとりで戦う主人公、スーパーマンは神様が担当。そしてなによりも、北欧神話にも最終戦争があるじゃないか。「ラグナロク」が!現在のところ、まだ話としては中盤らしいのだけど、時折現れる敵の量、大きさに、もう感じてる絶望感、終末感!最終面のラグナロクの凄さを期待したい。というか自分はそこまでいけるんだろうか。

ちなみに今回はAMAZON でサントラ封入版を購入。1日遅れの到着に気を揉んだが、レンタル版をTUTAYAで借りてなんとかしのいだ。「敵襲」がいいね。燃える。
[追記:2010.03.14]
イージーでクリア。実はTHE 地球防衛軍2はイージーですらクリアできていないので頑張った>自分といえよう。ラグナログなんかただの通過点でしかなく、その後グダグダ敵が変わっていくのは個人的には興ざめだったが、ともかく。敵をぶった切る気持ち良さがある限り面白さ自体何ら変わることはない。
ゲームで決して怠ってはならないこと。グラフィックじゃない。ゲーム性…はもちろん大事だけど、何よりも感触「触ってるだけで楽しい」に尽きる。そこさえ外さなければ、クソゲーにはならない。