- 作者: 星新一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1977/12
- メディア: 文庫
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今朝、行きの電車と昼休みで一気読み。あぁ。確かにこんな話だったよ。
自分の全てが敵に筒抜けで、しかも相手はそれとわかりづらいやり方でこちらを意のままにあやつる。このあたり「声の網」と似ているな。敵の正体が現代としてはわりと使い古されたところも。ただしこちらはギリギリハッピーエンド。世界の平和は保たれ、己れは愛するひとと結婚。めでたしめでたし。敵の弱点はわりと盲点だったけど、そういえば2年ほど前に読んだジュブナイルSFも同じ仕掛けだったな。