夢魔の標的

夢魔の標的 (1977年) (新潮文庫)

夢魔の標的 (1977年) (新潮文庫)

そんなわけで、日曜は図書館に行った。まずは最寄りの分館へ。蔵書は少ないが構わず図書館員に確認。松戸図書館は各分館に蔵書を分散しており、必要ならすぐに確保してもらえる。数日もすればその館に来るのは知っていたが、車でそのまま取りにいった。
今朝、行きの電車と昼休みで一気読み。あぁ。確かにこんな話だったよ。
自分の全てが敵に筒抜けで、しかも相手はそれとわかりづらいやり方でこちらを意のままにあやつる。このあたり「声の網」と似ているな。敵の正体が現代としてはわりと使い古されたところも。ただしこちらはギリギリハッピーエンド。世界の平和は保たれ、己れは愛するひとと結婚。めでたしめでたし。敵の弱点はわりと盲点だったけど、そういえば2年ほど前に読んだジュブナイルSFも同じ仕掛けだったな。