DS西村京太郎サスペンス 新探偵シリーズ「京都・熱海・絶海の孤島 殺意の罠」

携帯機に推理系ADVがあうのは「逆転裁判」で広く業界に認知されたけど、それをきちんと踏襲し仕上げた作品がこれかと。ゲームという体裁は踏まえつつ、ほとんど詰まらずにサクサク進むのは文庫本感覚。西村京太郎と火サス的味付けも手堅い。余計なことに首を突っ込みたがる主人公には少々辟易するが、それ以外はかなり満足。京都、熱海を終えてこれから絶海の孤島に向かうが、きれいなラストを期待したい。
(追加)その後一気に孤島終了。設定はあまりに無茶だと思ったが、展開としてはそれなりに良かったので許す(←偉そう)。逆転裁判にすら抵抗のある、普段ゲームをしないミステリーファンに薦めてみたい。